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星取表
平成二十一年 名古屋場所星取表

某管理人の仕事の流れ次第で、星取更新が遅れる場合があります
結果を早く知りたい方のために相撲協会のサイトを御紹介致します

>>日本相撲協会公式サイト 本場所情報

幕内・十両



















栃煌山 雄一郎
東前頭2枚目 2勝13敗
栃ノ心 剛
西前頭5枚目  9勝6敗
栃乃洋 泰一
西前頭9枚目  6勝9敗
木村山 守
西十両5枚目  8勝7敗
春日錦 孝嘉
西十両7枚目  9勝6敗
幕 下 10 11 12 13 14

西18枚目  1勝6敗
矢鋪
東56枚目   5勝2敗
三段目 10 11 12 13 14 序二段 10 11 12 13 14
栃翼
西15枚目
栃響
東 3枚目
栃不動
西27枚目
栃の濱
西14枚目
栃ノ国
西36枚目
栃天翔
東16枚目
栃春日
東70枚目
栃大邦
西28枚目
栃天晃
西72枚目
栃飛龍
西29枚目
栃ノ島
東79枚目
栃太河
西45枚目
栃港
東95枚目
序ノ口                              
 
 
                              木谷
西 9枚目
 
 
                              栃乙葉
西13枚目

本場所中の日記は、時間が用意できた場合、結果を踏まえて随時追記して参ります


平成21年
8月22日(土)




画質悪くて恐縮ですが栃翼vs嵯峨司


幕下クラス申し合い後半戦見ました。見ることが出来なかった前半戦は
李が良かったようですが、今日は内外からの熱気で灼熱の稽古場。
私が見始めてからは、地力はもちろんスタミナで頭三つくらい抜きん
でている栃翼の一人舞台でした。

しかしまぁ、この小さいお相撲さんは稽古ようやるわ・・・

李と翼の両巨頭がいるので、なかなか思い通りの相撲とはいかない
様子でしたが、栃飛龍が全般に張り切った稽古をしています。動きを
見る限りでは、休場で付けた肉も自分のものになっているようですし、
序二段優勝の勢いを持続するだけの積み重ねは続けているようです。
何より元気があるのが結構なことです。


この時期の稽古は、見ているだけで気分が悪くなります。息を吸っても
吸っても酸素を取り込める気のしなかった、あの苦しさを思い出すだけ
で悶絶です。苦行は九月場所できっと報われることでしょう。


昨日の金スマでの松岡修三さん。一視聴者の皆様はバラエティとして
楽しめたかもしれませんが、私は楽しくは見ることが出来ませんでした。
かと言って感動ドキュメントのような捉え方をしたわけでも無くて、とに
かく色々と考えさせられてしまいました。

本番で出せる力はせいぜい60%

一番印象に残った言葉です。テニスで日本人としては破格の実績を
残した松岡氏でさえ60%。では凡人の自分は何%だったのだろうか?
と思うと・・・30%くらい?(笑)そして『では残り40%をどう補うか?』
について

ルールを守った上で、賢く、ずるく、相手を騙すのが戦い

と子供たちに説いていました。60%しか出せない力を如何に100%
に近づけるか?ばかり考えていた私にとっては斬新なアプローチ。

本番のきつい状況ではどうやっても100%は有り得ない。という
理論に基づいたこの思考は、テレビで見せる熱血キャラとは違った
冷静でクレバーな氏の一面を見たような気がします。

一番関心したのは100%であることを(良い意味で)諦めていること。
戦略的思考として優れている以上に、何より勇気のあることだなと
感じました。だって可能性を捨てることから始まってますから。死んで
しまいたいくらいの敗戦を乗り越えたからこそ辿りつける頂なのでしょう。

私の現役時代の思考回路なら「60%を100%に近づけるのが努力
だろ!」とばかりに熱血していたでしょうが、他人の勝敗にばかり心
を砕くようになった現在なら良く分かる考え方です。

自分の信じる道を邁進するのは立派なことですが、新しい思考、方法
に取り組むことから逃げている、とも言えるかと思います。本番で弱い
お相撲さん達には、良い道標になるお話でした。


一番いけないことはミスをすることでは無く
ミスを恐れて萎縮したプレーをすること


ミスをしても笑顔でいなさい、くらいのことも言っていました。この場面
を思い出したのが今朝の稽古場。師匠が栃ノ国に「お前は普段は
明るくて良い子だけど、肝心な稽古場で暗いんだよ」という声を掛け
ていました。そう、拓ちゃんも負ければ負けるほど元気の無くなって
いくタイプ。

身体を動かすのは心ですからね。やはり元気があってナンボという
のは、どんなにスポーツ心理学が進歩しても、永久不変な幹の部分。

気候的に「元気出せ!」と言うにはあまりに酷な時期でもありますが、
日頃から頑張ってる春日野部屋力士の皆さんには、暑さに負けず、
インフルエンザにも負けずに、健やかに夏を乗り切ってくれることを
御祈念申しあげたいところです。

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平成21年
8月20日(木)


こちらでは御無沙汰しております。夏巡業と加仁湯合宿があったため、
しばらく東京での稽古は無かったのですが、今日は久しぶりに全員勢
揃いの稽古でした。



この苦しげな顔も久しぶり。

インフルエンザの一報もあり、少々心配していましたが、春日野部屋
勢は何とか無事に済んでいるようです。が、ひき続き注意を要する
状況であることは間違いないので、しっかりと予防していかなければ
いけませんね。

数名の発症が発表された巡業地は二十山親方が担当者。力士への
対応はもちろん、マスコミ関係の捌きもあって大変だったようです。
騒ぎ過ぎても問題ですが、意識がゼロになると今回のようなことに
もなりますし、サジ加減が難しいところですね。まだ巡業日程は二日
あります。何事もないことを祈っております。

さて日程ですが、巡業が今度の週末で終了。その後は第二回大洗
海水浴が控えております。去年は(あれ?日帰りだったっけ?)という
くらい色々面白かったですが、今年も皆楽しみにしています。しかし
海の事故のニュースも色々と聞こえてきておりますので、その辺は
しっかり注意していきたいなと。

その後は土俵再造成や協会健康診断もあり、プチ夏休みといった
ところでしょうか。朝から晩まで何にもない休みはなかなか叶わない
世界ですが、九月場所へ向けて最後の休憩期間です。それぞれ
有意義に時間を使ってくれることでしょう(ぜひそうして下さい)

九月場所番付発表は8月31日(月)です。選挙の結果の隅にひっそ
りと載っている新番付にもご注目頂けたら幸いです。

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平成21年
8月8日(土)




巡業組が出掛けたため、現在の稽古場はこの対決が頂上決戦。

李・栃翼・栃不動・栃ノ国の申し合い見ました。




名古屋場所の彼に関しては、あまりにも酷かったので、私がいつも
する言い訳めいた御説明は止めておきます。ある意味現状の春日野
部屋メンバーの中で一番結果を求められている力士です。ここは黙して
語らず。九月場所の取組の場で、彼自身の今後の夢を雄弁に語って
もらいましょう。

先場所の惨敗による危機感をどれだけ持っているか?ここまでの稽古
を見る限りでは、ハッキリと意識は伝わってきます。李の「もう一丁ごっ
つぁんです!」をこれほど聞いたのは初めてのことです。先場所の
悔しさと、今の情熱を九月場所初日まで継続してくれれば、普通の
結果を出してくれると思うのですが。


栃翼

その危機感を持って燃えてる李を向こうに回しても、やや優勢で稽古
を進めてしまうのが稽古場の栃翼の強さ。休み明けの稽古で通常より
疲れているようで、見た感じの動きではMAXの7〜8割くらいなんですが、
それでも翻弄していました。

「神様は乗り越えられる人間にだけ試練を・・・」という私達からしたら
有難くも何ともない偉い人の言葉がありますが、もう彼に取組以外の
試練は与えないで頂きたい!と神様に陳情したいのが正直なところ。
早く幕下一桁に戻って、関取衆を相手に暴れまわる、ギラギラとした
栃翼の稽古をまた見せてほしいです。


栃不動&栃ノ国

上の二人の相手は正直気の毒でしたが、暑い中よく頑張っていました。

栃不動は随所に上手みを見せて、二人を苦しめます。逆に言うと(特に
に李は)彼を完封するくらいの相撲を取れなければ、猛者達が人生を
賭けた勝負をしている幕下上位を突き抜けることが出来ません。それと
稽古後は李と栃ノ国のぶつかり稽古の胸も出していました。しんどそう
ですが、兄弟子大活躍の巡業中の稽古です。

栃ノ国は立ち合いの当たりは良いものを見せていましたが、そのあとは
相撲にならず。彼も名古屋惨敗組で、それなりに思うところもあるので
しょうが、今日はちょっと相手が強すぎです。しかしいつも師匠が言う
「強くなる最大の近道は、自分より強い力士と稽古すること」を実践
(状況的にせざるをえないのですが・・・)している栃ノ国の最近の稽古
です。



先日師匠と、師匠と同世代の某相撲界OBの方が旧交を温める場面に
出くわしたのですが、とても良い話を聞かせてくれました。

ある巡業地で幕下力士だった現師匠が、土俵で行われている関取衆の
稽古を遠目にジーっと見ていたそうです。その様子を見て某OBの方が
話しかけると、師匠は

「俺は絶対にあの輪に入ってやる」

というような話をしたそうなんです。某OBの方はその会話が強烈に印象
に残っているそうで、相撲道を歩む御子息達にもその話を聞かせたそう
です。「そのくらいの強い意志を持て」と。

内に秘めた闘志というのは日本人好みで格好良いですが、ここ最近の
成功しているアスリート達は、結構こういった趣旨の発言を内に秘めず
に公にしますよね。有言実行が空振りした時の格好悪さなど気にせずに、
どんどん発言することが、自らの目標達成への原動力なることは、最近
のスポーツ心理学の世界では定石のようです。

やっぱり一流は、成長段階から自然とそういう思考回路になっている
のかなと感じた次第。

「いやいや、僕なんか・・・」と心とは裏腹なことを言って謙虚ぶっていた
自分が恥ずかしく思えました。でもまぁ、今の仕事では役立っているの
で、プラマイゼロということで自分を納得させようと思います。

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平成21年
8月6日(木)


御無沙汰しております。ようやく梅雨が明けました。名古屋場所中は
長い梅雨に苦しめられたお相撲さん達・・・涼しくなんてなくて良いので
雨だけは勘弁して!が正直なところだったでしょう。

さて稽古始まってます。先日銀行郵便局から部屋に戻ると、部屋の前
の道路まで聞こえてくる咆哮が。ん?誰?と思って覗くと光太郎君でし
た。一つの壁を乗り越えた名古屋場所。幕下中位進出の九月場所も
一気に乗り越えたいならば、やはりプラスαの努力が必要です。本人
も分かっているのでしょう、ヒィヒィ言いながらも必死に食らいついて
いましたよ。

本日より巡業出発。巡業組以外は10日〜19日まで加仁湯合宿です。
(巡業組も16日より合流)その間は東京での稽古はありませんので
見学希望の方は御注意下さい。

なお、加仁湯合宿は稽古場造成や天候等で稽古が無い日もあります。
張り切って見に行ったら休みだった!ということもありますので、訪れ
る予定の方は御了承の上で御願い致します。

基本的に加仁湯合宿は、涼しい山の中で心身共にリフレッシュすること
が趣旨となっております。稽古は四股等の基本運動に加え、山歩き等
普段なかなか出来ない運動が中心。加えて温泉入浴による体のリカ
バリにも期待する合宿です。名古屋場所でダメージを受けた体を回復
して、九月場所前の追い込みに備える春日野部屋です。

そういう意味では巡業組は気の毒なような気もしますが、巡業は巡業
で普段には無い環境の身を置くことになりますし、これはこれで宜しい
のではないかと。

それではこの辺で。

寝苦しい夜が続きます。寝返りを繰り返すうちに首を寝違う、などという
ことの無いよう、くれぐれもご注意下さいませ。

春日野■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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平成21年
7月27日(月)


本年名古屋場所も御声援有難うございました。

また、先日の千秋楽打ち上げには大勢の皆様のご参会を賜りました。
重ねまして御礼申し上げます。最近はこのサイトが縁でいらっしゃる方
も多く、嬉しく思っております。

さて名古屋場所

非常に「極端な場所」だったような気がします。しかし経過の割には、
楽日は万々歳に近い成績でフィニッシュすることができました。「勝っ
て奢らず、負けて腐らず」の精神でまた来場所以降頑張ってほしい
と思います。

一週間名古屋で休養後、巡業やら恒例の加仁湯合宿やらで、例年
のごとく移動の多い夏になりそうです。春日野部屋軍団がお近くに
伺った時には、ぶらっと足を向けては如何でしょうか。

それでは私も休養とスカウト活動のため少々お休み頂きます。いつも
春日野部屋に御声援を頂き有難うございます。

春日野■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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平成21年
7月25日(土)名古屋場所十四日目


【17:21】

ようやく白星の煌山関。宿舎のテレビ前には在部屋の力士全員が
大集結してお祭り騒ぎです。

「よし!これで明日の稽古場はオヤジの機嫌大丈夫だ!」

喜んだの、そこ・・・?


御世辞にも栃煌山の相撲!とは言い難いですが、これだけ追い
込まれても、半端に逃げない心意気には拍手を送りたいです。

本人の談話「二度とこんな連敗はしたくないけど、良い経験になりま
した」とのこと。話通り、必ず経験にして下さい。来場所はあなたの
出番です。


勝ち越し 栃不動さん江

先日洋関と食事をしていたら、今場所の煌山関と心関の話になって
「稽古は程々の方が、余力が残って場所で勝てる」なんてお互いに
考えないで欲しい・・・というようなニュアンスのことを言ってました。

「やっぱりやらなきゃ」と後に続いた言葉には重みがありました。

栃不動さんも大兄弟子の部類になってきました。しかし洋関の言う
通り、やっぱり稽古はやってるんです。今朝も李と稽古して土俵際
で転がされ「もう一丁!」なんてやってました。

十両昇進はやや遅れましたが、十代の頃は栃乃藤さんのぶつかり
稽古で随分泣かされてた周ちゃん。現状は、稽古をセーブしたところ
で何を言われることも無いはずですが、必ず申し合いの場に立って
若い子と汗を流してるんです。若い頃から受けた「稽古やってナンボ」
という指導が身に染みてるんでしょうね。

頭が下がります。勝ち越しおめでとうございました。


【7:30】

序二段優勝!栃飛龍さん江

勝ち越し 栃ノ心関江
勝ち越し 木村山関江
勝ち越し 春日錦関江


勝ち越し 栃翼さん江

勝ち越し 栃太河さん江

いや、ホントの話で。部屋期待の某大敗力士二人の成績、そして
春日野部屋の看板の洋関。この三人の負けが目立つせいか、
下手すれば(今場所は春日野部屋悪いねー)なんて言われて
しまいます。

「うちの部屋の成績、御覧頂いてます?」と憎まれ口を叩きたくなる
のをグッと堪えて「申し訳ございません・・・」

しかし本当に今場所は良い感じになってきました。昨日は栃飛龍が
序二段で優勝!十両の二人も勝ち越して朗報が続々です。

申し訳ないですが煌山関と洋関の立ち上がりを見ていたら(今場所
は何とか残りの三人で)と思ってました。そういう意味ではきっちりと
仕事を果たしてくれた三人の関取に感謝です。

皮肉なもので・・・場所前は帰国の関係でまず心関は厳しいと予想。
その分番数が増えた煌山関は、目立った怪我も無く良い状態でした
ので大きく期待していました。そして結果は御存じの通り。

ただ場所単体で見ると明暗分かれましたが、今場所前に栃煌山の
過ごした時間が無かったことになるわけではありません。この貯金
はどこかで生かされるはずです。たっぷりの利子と共に。李に関し
ても同様です。

栃飛龍はやはり勝負強い!一発勝負への強さで言うと、入門前
は自信無さげなことを言っていたので、少々心配していたのです
が、とにかく彼はプレッシャーを根こそぎ刈り取ってしまうような闘志
があります。これも一つの「進化」なのでしょう。二場所分の休場
を一場所で取り返してしまいました。脱帽。

栃太河の勝ち越しで、春日野部屋若い衆勝ち越しは10名到達。
休場明けが多いこともありますが、それでも頑張ってくれたことは
確か。皆さん、お疲れ様でした。

最高位から一気に三段目を狙った栃大邦の終盤二連敗は気の毒
でした。3−2にして勝って帰って来た時に「あと1つだな、尚ちゃん」
と声を掛けると、本人は「あと2つです!」なんて言ってたのです。
(5勝なら三段目の可能性があった)この前向きさはいいですね。

前向きと言えば木谷の最後の相撲。結果は残念でしたが、対戦
相手はかなりの強豪だったそうです。「絶対不利」との周囲の声
に対し「だからこそ勝ったらおいしいですね」と稔君。

尚ちゃんと稔のマインドは、ちょっとここ数年の新弟子に無いタフ
さを感じます。非常に注目&期待をしてしまう二人です。

春日野■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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平成21年
7月21日(火)名古屋場所十日目


【16:46】

勝ち越し 矢鋪さん江

洋やんといい、光太郎といい、稔といい、うちの部屋の石川県組は
主義主張がはっきりしてると言うか、良くも悪くも(これ言っちゃった
ら不味いかなぁ・・・)というリミッターがあまりありません。

彼は四股が苦手と公言してるのですが(するのもどうかと思う)
強くなるために大切なことは?と聞くと「四股」と答えるんです。で、
その四股が苦手だと。この自己矛盾を臆面も無く喋る様は、なかなか
面白いですよ。某管理人とはまさに対極。

さすが相撲界。おもしれー奴らが集まります(笑)更に光太郎が面白
いのは、自分の四股をうるさく注意する二十山親方に対して、「僕は
ほっといたら100%サボりますので、毎日うるさく言って下さい。今日
はあんまり言ってくれなかったから寂しかったです」とか言っちゃって
るんです。

負けず嫌いの二十山親方。それを聞いて更にうるさくなった模様で、
場所前の矢鋪の下半身強化に貢献してくれました。成果はすぐに
表れ、御見事な勝ち越しです。今場所の勝ち越しは数字以上に自信
になるでしょうね。連続勝ち越しは気分が良いものです。


勝ち越し 栃春日さん江

相変わらず元気者の弟弟子たちに揉まれる日々を過ごしていた
栃春日。「体いたーい、しんどーい」と呪文のように繰り返す毎日でし
たが、苦しみは喜びへ。4−1と早めの勝ち越しを決めてくれました。

面倒なので(笑)いちいち労いの声は掛けませんが、確かに彼の
地位の申し合いはきついでしょうね。敵は突き押しばかりで、しかも
稽古場三割増(残念ですが・・・)のお相撲さんがずらずらと。ま、
地元で勝ち越したい、千秋楽打ち上げで栃春日良かったな!と
言ってもらいたい気持ちで何とか乗り切れたのでしょう。

もう序二段へは落ちなそうな雰囲気です。ここはもう下は気に
せずに停滞している栃ノ国ら尻目に、一気にごぼう抜きで新幕下!

・・・は無いか(笑)

すいません、とっくにお気付きの通り、彼は部屋ではこんなキャラ
です。


勝ち越し 栃天晃さん江

さすがにこの位置では負けられません。早めの勝ち越しです。

名古屋入り前は私とジムメイトだった天晃関(元・関取衆は業界では
関を付けて呼びます)自慢じゃないですけど、私すごく一生懸命トレ
ー二ングするのですが、天晃関もかなりの量をこなしていました。
他の部屋の力士と比べても、質量共に天晃関の方がしっかりと
したトレーニングをしていました。

年齢的に申し合いには参加しなくなったとは言っても(あれなら
相撲取った方が楽では?)という負荷を身体に課していた場所前。
きっちりと報われてさぞかし気分が良いことでしょうね。


勝ち越し 栃ノ島さん江

今場所はきっちりと自分の仕事をした栃ノ島。良くも悪くも前の一番
を引きずらないことが課題なのは何度も申し上げてます。面白いこと
に同じ課題を持つ栃ノ国と一緒に、そういう意味での強さがある木村
山関(・・・の割に連勝連敗ありますが)の付き人をしているんです。

高校の先輩でもありますし、付き人の仕事をしながら盗むところは
盗んでいってもらいたいなと。


勝ち越し 栃乙葉さん江

上の栃ノ島と一緒で私の中では(勝って当たり前)グループなので
特に何も無いのですが、せっかくついた勢いです。ここはきっちり
5、6番は勝って、来場所につなげて欲しいですね。

同じような番付を停滞していた力士が怪我で休場、復帰後に大勝
して「勝ち方」を覚え、休場前にうだうだ勝ったり負けたりしていた
地位を一気に突き抜ける、なんてことは良くある話です。

同じ東海出身の同期生、栃飛龍は同じ休場明けで全勝中、ここは
負けじと勝ち越したからと言って気を抜かず、安心せずに残りの
大切な二番へ臨んでもらいたい栃乙葉です。

春日野■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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平成21年
7月20日(月)名古屋場所九日目


【15:29】

勝ち越し 栃の濱さん江

勝って当然組、勝ち越し第2号。

入門した時の雰囲気で言えば、とっくに幕下にいなければいけない
栃の濱ですが、怪我が続いて今場所は序二段での土俵になって
います。

いつも言うように眼の怪我はなかなか難しいものがあって、経験の無い
私では語ることすら難しいところはありますが、幸いというか、残念
ながらというか部屋には同じ怪我を抱える兄弟子が数人おりますので、
色々とアドバイスをもらいながら上手に付き合っていってほしいですね。

彼あたりが一気に番付を上げて、李や矢鋪の尻を突いてくれると部屋
の若い衆にも更に活気が出てくるはず。「次の関取候補は李?矢鋪?
いやいや俺でしょ!」というくらいの気迫をぜひ!!


勝ち越し 木谷さん江

尚ちゃん(栃大邦)にも言えることなんですが、今時の若い子はそうなん
でしょうか?凄くプロ向きなプラス思考なんですね、彼。ちょっと上の世代
の繊細なお相撲さん達に見習わせたいくらいです。勝負に臨む姿勢
一点だけ取れば、もう立派なお相撲さんと言ってよいでしょう。

中卒入門とは言え木谷は経験者。先場所の負け越しは予想外でしたが
番付なりの相手が続けば(先場所は経験者同士の星の潰し合い)
地位は序ノ口、このくらいの早い勝ち越しは当然といったところでしょ
うね。力士人生一回目の勝ち越し、誠におめでとうございます。


尚ちゃんや稔のように私もプラス思考で、この先の日記は勝ってる力士
にスポットライトを当てていきます。せっかく結果を出した力士に申し訳
無いですからね。栃飛龍は全勝中。あと二番が楽しみです、。

平成21年
7月19日(日)名古屋場所中日


【17:34】

栃煌山負け越し決定。李も負け越し。

煌山関。これだけ負けるとですね、気迫と闘志というのを保つのがやっと
なわけです。その中で取った今日の大関戦、結果こそ●ですが気力を
振り絞っての相撲だったと思います。今日は見直しました。

逃げ出したいくらいの情けなさに塗れている、彼らの心情を察すると私も
悲しくなりますが、勝ってる時に浴びる称賛の声の代償として、今場所
のような成績では厳しい評価になるのは力士として当然。

こういう結果なったということは、やはり何かが足りなかったということ。
明日から「来場所へ向けての稽古」が始まる二人です。厳しいですが、
当然乗り換えなければいけません。選択肢は突き進むこと以外に
ないのですから。


【17:15】

今場所はしんどいですねぇ・・・普段は「きつくなるので、あまりいれ込ま
ずに、リラックスして応援を。」と言っておきながら何ですが、やはり私
は部屋のマネージャーです。今の関取衆+李の状況では、元気に日記
を更新!というのはやっぱり無理です。正直ちょっと元気無くなってきま
した。せめて本業だけでもしっかりこなさなければ。


勝ち越し 栃飛龍さん江

勝って当然が数人いる中で、100%の仕事をしてくれたのは栃飛龍
ただ一人。彼に限らず勝ってる力士には非常に辛い最近の稽古場の
空気ですが、めげずに連勝して明るい風を吹かせてほしいです。

先日トップに載せた通り、巨大化しています。稽古をしっかりと積める
来場所までには、増えた体重を支えるだけの足腰が出来上がって
くると思いますので、本来の地位に戻るのには時間はかからない
でしょう。何なら今場所でと・・・取らぬ狸のナンチャラをしてみたく
なります。

春日野■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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平成21年
7月17日(金)名古屋場所六日目


【18:01】

好調、不調がはっきり分かれてきた星取表。関取衆の頭の煌山関
と、若い衆の頭の李が連敗中。一番一番とは言うものの、連敗と
いうのは力士から色々なものを奪います。ただ一つ「元気」だけは
失わずに残りの相撲を戦うしかありません。

応援する私も一緒ですね・・・出るのは溜息ばかりですが、頑張り
ましょう。全勝力士に癒されつつ、しぶとく念を送り続けていきたいと
思っております。

平成21年
7月16日(木)名古屋場所五日目


【17:27】

二名の方からメールを頂きました。「車洗って応援します!」

ありがとうございます。皆様の洗車効果で洋関が連敗脱出しました。
煌山関はこれからですが、あとの全敗がいなくなるまで、毎日洗車
をお願いします。

李が三連敗ですね・・・どうしたんでしょ?気が勝ったタイプ、とは御世辞
にも言えないお相撲さんです。この番付で苦戦するということは、やはり
まだ復調途上というところなのでしょうか。以前このあたりの番付で
勝った時の李と比較しても、見た目に悪くなったところはありません
ので、私としても首を傾げるしかありません。

早くも追い詰められてしまいました。タイプ的に負けると「優しすぎる」
なんて言われてしまう李君ですので、そんな声を完封するためにも
気迫の4連勝を見せてほしいです。

春日野■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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平成21年
7月15日(水)名古屋場所四日目


【16:34】

こんなに勝ってくれるんなら毎日洗車します 今日のブログ〉〉

ポルテ嬢の神通力が幕内の三人にも届くよう祈ってます

【7:56】

全体ではそこそこの星でスタートしているのですが、何せ連敗の
お相撲さんが目立っているので、少々モヤモヤとしてしまう四日目
の朝です。

今日から初日!気合いを入れて仕切り直しです。



若手の立ち合いを見つめる錦関は、初日から元気良く3連勝!

平成21年
7月14日(火)名古屋場所四日目


【7:57】

同じ暑いのでもまだ雲が厚く、日陰に逃げ込めば何とかなるかな?
という天気が続いています。しかし着実に名古屋場所本来の猛暑が
片鱗を見せ始めています。八幡社の森に集う蝉の皆様も、早朝から
お元気そうで何よりな三日目の朝です。

今日は関取衆にガツンと勝ってもらいたいですねー。特に連敗の三人
にはらしい相撲を期待したいです。木村山関は調子と番付から言って
いつ連勝が来てもおかしくないなと思ってます。二日間はちょっと合口
悪そうな相手が続いてしまいました。

場所前の新企画いかがでしたか?アンケートもボチボチ送信を頂いて
います。送って頂いた皆様は熱い方ばかりで、お気持ち誠に有り難く
感謝申し上げます。当然お寄せ頂いたご意見ご要望も、出来る限り
反映出来るように努力して参る所存です。

それでは本日も春日野部屋力士に御声援賜りますよう、宜しくお願い
申し上げます

春日野■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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平成21年
7月13日(月)名古屋場所二日目


【18:12】

全体の成績からすると万々歳なのですが、何せ幕下以上が錦関(動き
良く二連勝!)の白星だけという至極残念な結果。トップの李もそうです
が、注目株の成績で全体の印象が決まってしまいます。少々御心配の
声を頂くことの多い初日二日目となってしまいました。

先場所休場の四人は揃って白星発進。中でも稽古再開が早かった栃翼、
栃飛龍あたりは復調度合も当然高く、期待も高まります。彼らのファンの
皆さんは、先場所の休場で鬱憤も溜まってることでしょう。厳しい気候を
吹き飛ばすような大活躍で、御贔屓の皆様方を安心させてほしい四人の
力士です。

平成21年
7月12日(日)名古屋場所初日


【11:46】

初日です。更新ペースが今イチで申し訳ないです。本業と私事で何かと
ままならぬ状態が続いています。今日から場所入りましたので、少し
づつ自分のペースを取り戻していきたいと思ってます。場所前よりはHP
もブログも触れると思います。




ベタなマスコミなら名付けるでしょう「丼王子」


昨日は後援会関係と地元の方々合わせて、多くの見学者が稽古場に
殺到しました。後援会関係者へのちゃんこも、人数が多くて一度の着席
では捌ききれない情勢。(どうします?)と名古屋場所担当の竹縄親方
に相談したところ二人の答えは一致。稽古場脇へ机と椅子を出して
アウトドアちゃんことなりました。

八幡社という宿舎は木々に覆われていて、涼を感じることが出来る場所
です。まして昨日は暑さ自体もそれほど厳しくなかったので、お相撲さん
もお客さんも、自然に簡易ちゃんこ会場に足が向かっていました。

しかし明らかに今年は大人しい名古屋の暑さ。梅雨明けから一気に
例年の感じに戻るのではないかと戦々恐々としておりますが、力士に
とっては体への負担がやや軽減された本年名古屋場所前期間と
なりました。あとは結果が出ることをいのるのみです。

それでは。

春日野■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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平成21年
7月6日(月)その2


!新企画!
名古屋場所目前!春日野部屋の看板五人衆が、場所に向けての
抱負と若干の余談を語ります!

http://www.kasuganobeya.com/column/h2107interview/index.html

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平成21年
7月6日(月)


昨日の春日井後援会激励会の席にて聞きました



某管理人「親方、今場所期待の力士は誰ですか」

二十山親方「それはもちろん・・・」





毎朝胸を出してますからね、当然と言えば当然です。控え目に写った
Vサインが自信の程を表す木谷。庄太郎兄弟子が言ってましたが、
彼って栃天晃さんの入門時に雰囲気が似てるそうです。



某管理人「竹縄親方、今場所期待の力士は誰ですか」

竹縄親方「うーん・・・日々調子の良い子が変わるから一概に言えない
けど、今日良かったのは・・・」





ん?

背後霊が怒りの視線をカメラに向けていますね。一番良いのは俺でしょ!
何言っちゃってんの!?と鋭い眼光が語っています。





はいはい。君は先場所後から相変わらず良くやってるよ。竹縄親方に
限らず春日野部屋の一押し力士です。庄太郎兄弟子も御推薦。



いよいよ本場所まで残り一週間。

怪我からの復調組と帰国直後組を除いて、六月の東京での稽古から
良いペースで準備が出来ています。慎重かつアグレッシブに今週を過ご
して頂きたいと願う今日この頃です。大相撲名古屋場所初日は7月
12日からです。

春日野■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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平成21年
7月4日(土)




稽古場での金星を、本物の光輝く金星へ


横綱も調整気味の稽古だったのでしょうが、煌&心が何番か勝たせて
もらったそうです。肝心な時に電話が鳴ってしまい見ることが出来なかっ
たのが残念です。竹縄親方曰く「良かったよ。内容もあった。」とのこと。
順調にきていて何よりです。


新聞等の報道で御覧になった方もおられるでしょうが、実は心関は長期
帰国をしていました。徴兵検査ということなのですが、あまりにも遠い国
での出来事であり、母国から届いた文書を見ても、もう一つピンときま
せんでした。想像で色々書いておかしな表現になることを嫌い、触れる
ことを避けておりました。

当然ですが稽古不足です。今、必死に失った時間を埋めるべく稽古を
積んでおりますが、どこまで戻せるかは未知数です。私見では、あと
一週間である程度の形にはなりそうな雰囲気に見えますが、番付が
少々上がっただけに、心配の方が先に立つのが正直なところです。


栃翼がえげつない稽古をしていましたねー。まさに限界ギリギリの動き
と言っていいのではないでしょうか。彼も私も好きな競馬で言うところの
「究極のデキ」

しかし本人も自嘲気味に言ってますが「この時期に完全に仕上がると
場所が始まる頃に・・・」と不安もあるようです。

しかし、まぁ三段目という番付を考えると、それを差し引いても五勝以上
は固いと思いますが。先場所の休場の鬱憤を晴らす名古屋決戦になる
ことは間違いないでしょう。




木谷に胸を出す二十山親方。身体の動きをチェックする師匠。


連日早朝から当たって押す稽古を繰り返す木谷。アンマは強くなる
ための必須科目。今場所は序ノ口の二人の頑張りにも期待して
います。

痩せたと言っても二十山親方。このあたりでは楽々良い胸を出し
てくれています。栃乙葉と共にしっかり鍛えて、九月場所は「全員
序二段以上」で臨むことになるよう願ってます。

春日野■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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平成21年
7月3日(金)




土俵を囲む力士が多くて、なかなか良い写真が撮れません・・・


私事で名古屋入りが遅れてしまいました。溜まった仕事をやっつける
ことで精一杯ですが、いつまでも私の辛気臭い駄文が先頭なのは
気が引けます。なので少しだけ更新させて頂きます。トップの写真も
変えました。

時間ぎりぎりまで幕下の稽古を見ました。玉ノ井部屋、入間川部屋
から幕下上位の力士が来ています。李はもちろん、これから上がっ
ていこうとする若手には『最低これくらいの力が無いと、十両には
挑戦出来ませんよ』という良い基準になってくれています。

それぞれ元気でホッとしました。細かいレポはまた時間を見つけて
やらせて頂きます。

目立った一人を。

トップの写真は光太郎。

普通は出稽古に来た力士が自分より格上だと、対戦を嫌がる場合
もあるのですが(負けると厳しい目でみられるため)矢鋪は果敢に
挑んでいくので好感が持てます。幕下一桁相手に自分の相撲を
取り切る場面もありました。

しかし負ける時は相手も実力者だけに、きっちりと弱点露呈となり
ます。今の稽古は、本場所での一番一番を想定して、しっかりと
自分の相撲を構築していく良いチャンスです。初日までの時間に
実力をもう一積みして、一気に幕下中位進出を決める名古屋場所
になると良いのですが。

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平成21年
6月25日(木)


今日で番付発表前の稽古は一段落。若い力士達には地方場所へ
の大移動前の恒例行事「大掃除」が待ち構えているため、それほど
解放感はないかも知れませんが、まずは名古屋場所を良い出来で
迎えるための第一段階はクリアといったところでしょうか。皆、気温
と湿度に慣れる前の体で、苦しい稽古を積み重ねました。きっと
神様も見てくれているでしょう。

この日記で何度も言ってると思いますが、名古屋場所は本当に
苛酷です。暑さは当然として、雑用を抱える力士にとって暑さ以上
に大敵なのが「雨」

猛烈な雨の中、洗濯物を抱えてコインランドリーに通う辛さ・・・
過ぎ去ってしまえば「あの経験をしているから」という価値ある冠が
付いて、「青春時代の思い出話」などと酒の肴に時折登場してくる・・・



あの「雨」



雨が降っていました。


地方場所と東京を結ぶ相撲列車。新弟子だった私は自動的に(どう
考えてもそこには座れませんよね?)という席のチケットが渡され、
新幹線のドア付近へ移動しました。少々年齢を重ねての入門と
言っても、これまで入ってきた新弟子と同じ。当たり前のことです。

雨で濡れた床に新聞を敷いて、ようやく自分の居場所を確保して
ホっと一息。どうせ相撲列車だし、誰が乗ってくることもあるまいと
ヘッドホンを耳に入れ、束の間の一人の時間を謳歌することにしま
した。そして一曲目、二曲目と、娑婆をにぎあわせていた小室ミュ
ージックを聞いてるうち、深い眠りへ。現実からの逃避行。

夢の中に番付はありません。自分に都合の良いことばかりが次々
と起こるショートショートの世界にどっぷりと浸っていました。

そしてその瞬間、突如上映終了。

ガタガタ・・・ドスン!

ザザー

「冷たっ!」

そうです。寝ている間にドアへ身を任せてしまっていたのでしょう。
停車駅ということで突然開いたドアから、雨粒落ちるホームへいき
なり身を投げ出されたのです。

決められた動作を機械的に行っただけのドアの開閉も、当時の私
の心境から言うと「休む時間なんか無いんだよ!」と高圧的に突き
飛ばされたようにしか感じられませんでした。至極人間的な動作に
思えた、普通のドアの開閉。疲れていたことは確かでしょう。



雨が降っていました


暑い名古屋場所。初めての関取衆付き。当然メインで雑用をこな
す通称「洗濯機」

明日もう一度着たいということで、その日の全ての洗濯は終わっ
てホッと一息ついていたのですが、いま一度ランドリーに行くこと
になりました。そしてアレもコレもと雑用係にはお約束の「ついで
に行ってきて」のお買物ももれなくついて。

自転車のカゴに入りきれない程の荷物。大雨の中、傘を差し
ながらの自転車運転。雨は避けきれても、中から滲み出る水分、
汗で体中ビチョビチョでした。肌に張り付くTシャツをパタパタしな
がら、もう何が何だか・・・と、全てのことがどうでも良い気分に
なってきました。

(人間って、結構頑丈だよな)

毎日繰り返される苦行の日々の中(もう倒れる、もう無理)と常に
考えていましたが、熱も出ないし、過労で倒れない自分=人間
に対して妙な感心を抱き始めた時期。

身体の無理は我慢できても、自転車の無理は限界でした。荷物
と傘と疲労の重荷に耐えかねた自転車は見事に転倒。洗濯物から
買い物した品から全て濡れた路面にぶちまけました。もちろん
汗まみれのショッパイお相撲さんの体も。

決まり手は「送り倒し」

修行と言う名の相手に背中を見せていた私が悪いのです。



雨音も、濡れた地面の冷たさも、今でも鮮明に思い出します。
こんな話が笑いながら出来るのだから、人生って面白い。

今はマネージャーをはじめ(笑)優しい兄弟子ばかりですから、
それほど辛くないと思いますが、やはり名古屋場所が若い
お相撲さんにとって大きな関門であることには変わりありません。

踏ん張って、粘って、男を磨く春日野部屋力士の夏。御声援を
賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

春日野■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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